活動・著書
最近の活動
- NHKテレビの「おはよう日本」で、平成27年6月5日に「広がるGPS」、翌6日に「GPSを使用の犯罪捜査}について番組に出演した。その他、これまで、NHK・民放の各テレビ、米国ミネアポリステレビ等に出演したほか、主要新聞でも、刑事司法に関する諸問題についてのコメントしている。
- 米国連邦最高裁判決「捜査官のGPS利用による車の監視捜査」の評釈(後記参照)。これは、わが国でGPS捜査の問題点を初めて取り上げた論文である。この問題についての最近の最高裁大法廷の判決(平29.3.15)は、私の論文と同意見である。
- 平成25年に担当した覚せい剤事件について違法捜査があり、警察官の証人尋問でこれを明らかにし、被告人を無罪にした。その東京高裁判決(不任意自白による派生的証拠の排除)は、ジュリストや法律時報等で重要判例として紹介された。この事件では、弁護人として、捜査から高裁判決まで担当し、その後、被告人のために国から刑事補償金を取得した。
著書
(1)「昭和の刑事政策」立花書房(「平成3年4月」
(2)”Crime and Criminal Policy in Japan―Analysis and Evaluation of Showa Era,1926-1988”, Springer-Verlag, New York (1998)
(3)「公判準備」、三井誠ほか編「刑事手続・上」筑摩書房(昭和63年)、「裁判の公開」「鑑定」「公判手続をめぐる問題点」「裁判の効力」、同「刑事手続・下」(同年)
(4)「所持品検査の限界と違法収集による証拠排除」法律のひろば30―5(昭和52年)
(5)「捜査官がGPSにより公道を走る被疑者の車を監視することは、違法か適法か?―最近のアメリカ連邦最高裁判決」判例時報2150号3頁(平成24年)
(6)その他、著書・論文多数